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レイチェル・ウォレスを捜せ (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)レイチェル・ウォレスを捜せ (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)
(1988/03)
ロバート・B. パーカーRobert B. Parker

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ロバート・B. パーカー氏の訃報を聞き、泣きそうだが涙目で書いている。
仕事が終わって帰宅途中にツイッターで『初秋』がつぶやかれていたので、
懐かしさで浮かれてRTとしていたが、こんな事とはつゆ知らず …
家に帰ってから、ツイッターで知った。
愕然。

『初秋』が最も有名だけど、同じぐらい好きだったのが『レイチェル・ウォレスを探せ』だった。

あらすじ的には …

 主人公のスペンサーは、女性運動家レイチェルの護衛を依頼されるが、
 中世の騎士的考えのスペンサーはぶつかり合い、探偵を解雇される。

 その後、レイチェルは誘拐され監禁。
 しかし、レイチェルは自分を助け出すのは、自分の信義の反する存在の
 スペンサーだと信じているのです。
 (レイチェルはレズですので、恋愛関係にはなりません。)

 スペンサーも自分の信義(自分の規範とか規律)の為、
 助け出すのは自分でなければならないと思い、銃撃戦の上、助け出す。

 そして、レイチェルを抱きかかえながら、スペンサーは泣きます。
 「見つけたぞ、見つけたぞ」と・・・

 現場に駆けつけた警官より、アホ扱いされます。
 何を二人で泣いてるんだ、殺された二人の気持ちを考えろと。

 そこにスペンサーの奪還活動を知っていた警官が年長の同僚に、
 「黙れ、俺には彼がなぜ泣いているのかがわかる。~」
 「お前は良い警官だが採るべき行動の判断ができていない。~」

 そして、二人を送るのです。その時の会話も簡潔ながら、
 二人の男性の思いが読めます。


最も感動したのは …

 「オーケイ、ジェイン・エア、見つけたぞ」涙が彼女の顔を流れ落ちた。
 私に抱かれて泣いていた。そして私も泣いた。
 泣きながら、私が言った「見つけたぞ、見つけたぞ」彼女は黙っていた。


恋人でなく敵ともいえる相手を誇りにかけて見つける。俺も読みながら泣いていたよ。

違う規範で生きている友人のホークの言及にも学んだ。

 彼は怖い男だ。いい人間ではない。しかし、立派な男だ。その違いがわかるか?




初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)
(1988/04)
ロバート・B. パーカー

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『初秋』も少年の成長の為に手助けをする物語で、ハードボイルド的ではなかったけど、
俺的には十分、ハードボイルドだった。
だって、チャンドラーだって書いていたからね。
「優しくなければ、生きていく資格がない。」って。

少年を成長させる為に、決意した時に

 「春は過ぎたんだ。ポールにとっては初秋だ。おれがうまくやれたら。」


それから、初秋を超えた二人。
最後のページで、ポールが独り立ちの時が来て、かすかな不安感からつぶやく。

 「ただし、ぼくは、なにも自分のものにすることができなかった。」
 「できたよ」
 「なにを?」
 「人生だ」


そして、最後の一行でのスペンサーの言葉。

 「もうすぐ冬になる」





儀式 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)儀式 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)
(1990/03)
ロバート・B. パーカーRobert B. Parker

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『初秋』の女性版ともいえる『儀式』ではエイプリルの為に少女売春組織に挑み。
常に最新のアメリカ社会問題を小説にしていたから、10~20代頃の自分には学べた。
ニューバランスに凝っていたのも、スペンサーシリーズからだった。



キャッツキルの鷲 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)キャッツキルの鷲 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)
(1992/12)
ロバート・B. パーカー

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『キャッツキルの鷲』では、女々しさと活劇的で批判をあびたけど、俺は好きだったなぁ~。
スペンサーシリーズを守る事なく、スーザンとスペンサーの愛の為に書いた本だから …

そして、愛と言えば、これ。

愛と名誉のために (ハヤカワ・ミステリ文庫)愛と名誉のために (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(1994/07)
ロバート・B. パーカー

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もはや、大馬鹿もの極地といえる純愛物語だけど、
当時の僕はこんな風に一途に誰かを愛する事に憧れ、何度も読んだ。
年甲斐もなく、今でも、少しはそんな気持ちが残っている。(笑)



アパルーサの決闘 (ハヤカワ・ノヴェルズ)アパルーサの決闘 (ハヤカワ・ノヴェルズ)
(2007/06)
ロバート・B. パーカー

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スペンサー・シリーズではないけれど、これは最近、映像化されました。

アパルーサの決闘 特別版 [DVD]アパルーサの決闘 特別版 [DVD]
(2009/11/18)
エド・ハリスヴィゴ・モーテンセン

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過去の映像化されたスペンサーシリーズが、個人的には今一つだったのですけど、これには泣いた。
西部劇なんだけども、凄くリアル感があった(有る意味、地味)。
特に銃撃戦の時は、これが本当の銃撃戦だと思える。

そして、結末にはパーカーの世界が凝縮されていた。
まさに心の中で泣ける映画だった。
(エド・ハリスに感謝)


読み始めた時は、ポールやエイプリルの視線で読んでいた。
でも、毎年の出版とともに僕も年齢を経てきた。
普通の大人になり、平凡な社会生活を送っているけれども、
僕の生活に色をつけてくれ、一部だったのは間違いない。
もう、新作を読めない事は悲しいけれど、作品は残っている。

本当に貴方の著作と出会えて良かった。
有難う、ロバート・B. パーカー。
安らかにお眠り下さい。

Makeup Life!
今日もここまで、貴方の貴重な時間で、
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ロバート・B・パーカー読本ロバート・B・パーカー読本
(2008/09/26)
早川書房編集部

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 【 目 次 】

  短篇小説『代理人』 ロバート・B・パーカー
  「罪」に功あり 池上冬樹
  スペンサーの「物語」 関口苑生
  ブックガイド〔スペンサー・シリーズ〕
  ジェッシイ・ストーンの大いなる敵 三橋暁
  ブックガイド〔ジェッシイ・ストーン・シリーズ〕
  新しい女性私立探偵のかたち 穂井田直美
  ブックガイド〔サニー・ランドル・シリーズ〕
  三大シリーズ登場人物エンサイクロペディア
   新・スペンサーの料理 東理夫
  『過ぎ去りし日々』の背景 直井明
  ロバート・B・パーカーに見るベースボール 向井万起男
  ブックガイド〔スタンドアローン作品〕
  ロバート・B・パーカーの華麗なる映像世界 小山 正


リアル書店で目にするや否や、感激のあまりすぐに手にしました。

なぜなら、帯に、こう書かれていたから …

 ロバート・B・パーカー デビュー35周年】


いや、目出度い! ご祝儀買いだ!って …
よく考えると読み初めて35周年たってるのか? って一瞬ガ~ン。
良く考えると、初出版本から読んでるわけじゃないんで35年たってないことに気付く。(爆笑)
ただ、学生時代からだから20年前後は経っていることには違いない(涙)
青くなったり、湿っぽくなったりと忙しいファン気質で困ったもんだが・・・

思えば長い付き合いだなと感慨に耽っていたが、最近は本は購入しているがここ数冊は読んでいなかった事を思い出した。やっぱ、マンネリ気味かと言えばそうでもない。単に無精していたといえる。
スペンサー・シリーズを読む場合、じっくり時間をとって読むので、最近はそのいとまが無いというか、そういった態勢をとるのがおっくうなだけだった。

しかし、いつ「ぽっくり逝く」か人生はわからないものだろうから、ちょっとは急いで読んでおくなくちゃと思わせた一冊でした …



で、終わるワケも無くパラパラと捲っていくと(読んでいるのじゃない(笑))、いくばくかの青春の匂いがしたんですよね~。”思えば遠くに来たものだ!”という感もあるが、ミーハー気質に関してはたいした自己成長も感じないんで、”辿り来て未だ山麓”といった感じです。そのせいか、今も当時の作品を読むと熱い思いが蘇ります。

まず、初めて読んだのはなんだろうかと思いだしてみると ・・・ これ!

初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)初秋 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)
(1988/04)
ロバート・B. パーカーロバート・B.パーカー

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名作の誉れ高い1冊だったが、およそハードボイルドと言えない展開を知って読んだ。
(パーカーの前は、レイモンド・チャンドラーを読んでいたが、何故かパーカーにも惹かれた)
社会人になり、人付き合いがうっとしくなってきて、部長からは宇宙人(新人類より前です)と言われていた私には、ぴったりな1冊でした。

で、感動して『ユダの山羊 (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)』や『約束の地 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 110‐3))』を読み、こちらには男くささに痺れました。(燃)

そして、私的に決定的だったのが、なんといってもこれ。

レイチェル・ウォレスを捜せ (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)レイチェル・ウォレスを捜せ (ハヤカワ・ミステリ文庫―スペンサー・シリーズ)
(1988/03)
ロバート・B. パーカーRobert B. Parker

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もうですね、カッコ良くないんですよねぇ~。
レイチェル・ウォレスを奪還後、オイ、オイと抱き合って泣くんですよね。
(レイチェル・ウォレスは女性解放運動家で、マッチョのスペンサーとは主義として認め合えないというか、宿敵みたいなもんなんですが)

おおよそ、ハードボイルドらしくないですが、妙にリアルでジィ~ィ~ンとして、涙目になりました。目に見える状況は、見っともない様でありながら、互いに分り合っている内容がクサいぐらいにハードボイルド。レイチェルにとって救い出してくれるのはスペンサーだとしか思えなかったし、スペンサーは自分でなければならないと互いに思っていたのが、泣かせましたね。
(ここで、一番良かったのはスペンサーにはスーザンがいて、レイチェルとスペンサーの間には恋愛感情が無い点でした。あくまで、自分の生きる規範からの衝動。) (T_T) 


あと、当時はスペンサー・シリーズ以外は殆どなかったんですが、これは印象深かったですね。

愛と名誉のために (ハヤカワ・ミステリ文庫)

若き日に別れて、他の男性と結婚した恋人を忘れる事ができず、20年後?ぐらいに再び結ばれるといった、当時の若い私にとっても得ないくらい臭い展開で、なんとも”うっとしい小説”だと思いながらも、今も忘れてません。(笑)

他にも書きたいのは有りますが、オヤジの回想が尽きそうにないので ・・・ (笑)

まぁ、今回、この本を手にしてみると、ハードボイルドの旗手と言われながら、どんどん寅さん的になっていくスペンサーにはついて行けないと思いながら20年も離れられない私も相当、うっとうし~い野郎だったかと。(ほんとに、お後がよろしいようです。) ($・・)/~~~

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初秋 初秋
ロバート・B. パーカー、ロバート・B.パーカー 他 (1988/04)
早川書房
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ロバート・B. パーカーの代表作です。
ハードボイルド作家として出てきましたが、異色の作品です。

ストーリーは、(アマゾンより)

離婚した夫が連れ去った息子を取り戻してほしい。―スペンサーにとっては簡単な仕事だった。
が、問題の少年、ポールは彼の心にわだかまりを残した。
対立する両親の間で駆け引きの材料に使われ、固く心を閉ざして何事にも関心を示さない少年。
スペンサーは決心する。ポールを自立させるためには、一からすべてを学ばせるしかない。
スペンサー流のトレーニングが始まる。
ボクシング、ジョギング、大工仕事・・・
人生の生き方を何も知らぬ少年と、彼を見守るスペンサーの交流を描いた作品。


探偵もの(ハードボイルド)と言えば、事件があり、寡黙な私立探偵、謎の女等、思い浮かびます。
(ちょっと、古典的概念ですが・・・、現在は色々な設定があるでしょう。)

スペンサーねぇ、おしゃべりな探偵で、ディスカッション小説みたいによく喋るりますね。
それも、恋人スーザンとは愛とか、新たな登場人物の分析。
相棒ホークとは自分たちの規律(規範)について。
パーカーの語り部の一面を出してます。

スーザンとの関係は恋愛小説的だし、料理にうるさく、タバコはやめていて、
ジムに通ってジョギングする健康オタクのはしりみたいだ。
らしくないんですね。

この小説も事件解決への道のりに絡めて、ポール少年を更正させる展開です中心です。
が、夢のような結末でなく、リアルな解決策に感じます。
(とくにポールのキャラクターが、いけ好かないガキで、
読んでいてイライラする会話から、
自分の心を表現し始めて変わり、最終的な結末へ結晶化していきます。)

やせこけて、引きこもりみたいなポールへ、生きる為、自立心を説きます。

「自立心だ。自分自身を頼りにする気持ちだ。
自分以外の物事に必要以上に影響されないことだ。
おまえはまだそれだけの年になっていない。
(中略)
両親が人間的に向上することはありえない。
おまえが自分を向上させるしかないのだ。」



相棒ホークに関しての話で、ポールに教えます。
当時、深く印象に残った言葉でした。

「彼は恐い男だ。いい人間ではない。しかし、立派な男だ。その違いがわかるか?」


事件解決後、二人の過ごした期間を通してポールはダンスの道に進む事を決心します。
(その過程でも世間一般的な職業でない事に悩みますが。)

その期間で成果があったと思えないポールは、スペンサーに言います。

「ただし、ぼくは、なにも自分のものにすることができなかった」
「できたよ」
「なにを?」
「人生だ・・・・・。中にはいって、食事しよう。」
「オーケイ」声がかすかに震えていた。
台所の明かりでポールの顔の涙が見えた。彼は顔をかくそうとはしなかった。
「もうすぐ冬になる。」


初秋を向かえ物語は終える。
冬になるか・・・。
その後のポールは自分一人で生きて行かなくてはならないが、
最低限の準備はできたし、スペンサーもいるか。
冬きたならば、春遠からじ。

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レイチェル・ウォレスを捜せ レイチェル・ウォレスを捜せ
ロバート・B. パーカー、Robert B. Parker 他 (1988/03)
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かなり、古い本です。

ロバート・B・パーカーは、当初はハードボイルド
分類される作家でした。現在は分類するのが難しいでしょう。

まぁ、今までの探偵のイメージを壊すキャラクターになっていったからですね。
私はそこが好きなんですけど。

刑事だったが、組織に合わず探偵となる。(これはOKだが・・・)
健康的でジムに通い、ジョギングをして、知性派を気取り
よく本を読む。
おしゃべりで、理屈が多い。話は、ビール、格闘技、
探偵論、スポーツ?、正義に関する信念?、恋人について?
などなどね~って感じの部分もあるのしょうが。

でもそこが好きでしたね。事件も社会問題となるような事を
書いているので、アメリカの状況が先取りしてわかるような
気がして読んでました。(私は田舎者なので、パーカーの本で
NewBalance(スニーカー)を知りました。

もっとも人気があるのは、「初秋」ではないかと思います。
事件に関連する自閉症の子供を、手元に置き、父親の役割を
果たして成長させていく内容が、素晴らしい内容でした。

でも、私が最も感動した場面があったのは、この本ですね。
(感動した部分に、よれよれの線が引かれてます。)

あらすじ的には

主人公のスペンサーは、女性運動家レイチェルの護衛を依頼されるが、中世の騎士的考えのスペンサーはぶつかり合い、探偵を解雇されます。

その後、レイチェルは誘拐され監禁されます。
レイチェルは自分を助け出すのは、自分の信義の反する存在の
スペンサーだと信じているのです。
(レイチェルはレズですので、恋愛関係にはなりません。)

スペンサーも自分の信義(自分の規範とか規律)の為、
助け出すのは自分でなければならない
と思い、銃撃戦の上、助け出すのです。

そして、レイチェルを抱きかかえながら、スペンサーは泣きます。
「見つけたぞ、見つけたぞ」と・・・二人との泣きます。

現場に駆けつけた警官より、アホ扱いされます。
何を二人で泣いてるんだ、殺された二人の気持ちを考えろと。

そこにスペンサーの奪還活動を知っていた警官が年長の同僚に、
「黙れ、俺には彼がなぜ泣いているのかがわかる。~」
「お前は良い警官だが採るべき行動の判断ができていない。~」

そして、二人を送るのです。その時の会話も簡潔ながら、
二人の男性の思いが読めます。


もうね、スペンサーといっしょに泣きました。
20年以上前ですが、青年時代でしたので、熱くなりました。
ストーリー的には凝ってはないのですが、
本当は、山ほど書きたい事はまだまだあるのです。

ニートだ、フリーターだ、下流社会だの最近ですが、
何であろうと、「人に見えない勲章を胸につけている」 男達の物語は、
憧れもあって好きなんですね。

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