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ボトルネック (新潮文庫)ボトルネック (新潮文庫)
(2009/09/29)
米澤 穂信

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 内容(「BOOK」データベースより)
 亡くなった恋人を追悼するため東尋坊を訪れていたぼくは、何かに誘われるように断崖から墜落した…はずだった。
 ところが気がつくと見慣れた金沢の街にいる。不可解な思いで自宅へ戻ったぼくを迎えたのは、見知らぬ「姉」。
 もしやここでは、ぼくは「生まれなかった」人間なのか。世界のすべてと折り合えず、自分に対して臆病。
 そんな「若さ」の影を描き切る、青春ミステリの金字塔。



ネタバレ御免で言えば、パラレルワールドへ行って戻ってくる展開。
正直な話、純粋なミステリーだと思いエンタメとして読みだしたつもりだったので 。。。
そう言っても、エンディングに来るまでは純粋に楽しめたのですが、結末が重すぎた。

結末を単純に言えば、
もう一つの世界では自分が存在せず、変わりに自分の世界では生まれなかった姉がいる。
その世界で自分に関係した人々は同じ構成なのだけれども、全く違う人生になっている。
姉の世界では全ての物事・人は良い状況であり、自分の世界では悪い状況であった。
その原因、ボトルネックは自分である事が判って、死にたい気持ちになった時に戻ってくる。
そこで、この物語は終わる …

主人公のこれからは「真っ暗な海と、曲がりくねった道。それは失望のままに終わらせるか、
絶望しながら続けるかの二者択一。そのどちらもが、重い罰であるように思われてならなかった。」

主人公のこれからの歩みを読者にゆだねた結論とあったけれども、
このような物語が書ける事自体、著者の思考における経験でもあると思う。


エンタメとして割り切れればいいのだけれども、誰しもがこの感覚を持ってしまう経験があるんじゃないかな?
存在意義を問うだけならまだしも、戻れない状況が残っている。

平凡な僕にだって主人公と同じ感覚になった経験が有る。(10~20年経ているけれども …)
パラレルワールドでなく、リアルの世界で悔いが残る道を歩んでしまい、取り返しがつかない事もある。
そして、ターニング・ポイントがどこだったを問い始める。
判らなければ楽だけれども、自分なりに自覚できる時は、とてつもなく重い。

そうなった時には主人公と同じように、この世界から消える事ができるかを自問する?
消える事ができなければ、背負っていくしかない。未来に希望が有るかどうかでなく。

「今度はメールだった。ぼくはそれを見て、うっすらと笑った。」
『リョウへ。恥をかかせるだけなら、二度と帰ってこなくて構いません』


読み手に委ねられた物語の結論であるならば、
このラスト2行を誤読かもしれないけれども(いやあえて誤読する)、
僕は様々な思いを抱いて生き抜く為に、前向きな意味に取る。

最悪を受け止め、最期を恐れずとにかく歩み、
ボトルネックが、pandoraの箱の最期に残った物になるように…(できるできないでなくね!)
Makeup Life!
今日もここまで、貴方の貴重な時間で、
このブログを読んでいただき、有難うございました。
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