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ライフハックのつくりかたライフハックのつくりかた
(2007/03/27)
小山 龍介

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ハック関連の第5弾です。 しつこく書き続けています。(笑)
今回の主題は、題名のとおり『ライフハックの作り方』です。

但し、切り口が変わっていて、「気象学」と「天文学」です。
著者は下記のように説明してます。

  「天文学」
   相当先の未来まで予測が可能である。数百万年後、恒星はここの位置にいる事や、
   数億年前にこういう位置にいたということも逆算できる。

  「気象学」
   明日の予測さえつかない。最新の科学技術をもってしても、天気予報は困難を極めます。
   長期予報はもちろん、明日の天気ですら、100%正解ではない。


私達が生きている世界は「気象学」の世界であり、
その状況でどうするかへの答えとして、ライフハックが出てきたと。

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( 目 次 )

はじめに  天文学から気象学へ
第1章   自分ハックをもつ 仮説から実行へ
第2章   ライフハックルール① フィードバックしてパターン認識する 
第3章   ライフハックルール② 情報受容体を増やす
第4章   ライフハックルール③ アウトプットする空間をつくる
第5章   第三世代ライフハック つながりから創発へ
おわりに  これからの時代のマーケティング

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( 内容について所感 )

第1章 自分ハックをもつ 仮説から実行へ

  「なぜ漁師は天気の変化を正確に予測できるのだろう?」 
        -「夕暮れが美しければ、明日は晴れ」という長年の経験から

  「予測不可能な世界では、厳密なロジックよりも、経験のなかで洗練されたコツこそが効果を発揮する」


そして今後は効率よりも効果が重要視されるようになり、それに対応する為に
「自分ハックをつくり出せる」ということは、「どんな状況になっても適切に対応できる」事を
意味していると著者は語っています。

ここからは、サイバネティクスの概念を応用して各章を展開していきます。
サイバネティクスの応用でなにを目的をするかは、
 激しく変化する状況を予測する事としています。

先日、 「予測する力」の記事を書いたばかりですが、中々、シンクロしてますね。

第2章 ライフハックルール① フィードバックしてパターン認識する

ここに書かれた、「サイバネティクスがなぜ予測できたか」を端的にまとめると、以下の2点になります。

  1.環境に対応していくには、インプット・アウトプットに対応する適切なフィードバックが不可欠である。
  2.パターン認識を見出す事


サイバネティクスの概念自体よく知らなかったのだが、非常に面白い。
パターン認識はビジネスでの重要ポイントであると思っていたが、
予測で重要なポイントとして、フィードバックとは考えてもなかった。

第3章 ライフハックルール② 情報受容体を増やす

  「経験した事のない体験」をキャッチするには、自分の中に「パターン」をもっていなければならず、
  そのキャッチする為の「自分の受容体」を認識しておかなければならない。


受容体とは、具体的には「キーワード」であり問題意識であると説明されていたが、なるほどです。
私にとっての「キーワード」とは、志向性であり、興味といった意味合いでしたが、
「問題意識」と表現されても納得できます。

本を読む事で得られる、「違う視点」の発見には感動しますね。

第4章 ライフハックルール③ アウトプットする空間をつくる

  ・本当のスタートとなるのがアウトプットであり、必要に迫られた人に情報はインプットされる。
  ・アウトプットは環境、インプットは感性、フィードバックは知性の営み。


*** 最後に ***

ハック系の本であり、今までは、ネタ集的な要素の中に本質を見出そうとしていましたが、
今回は、本質・方法論の概念が中心で、感動のてんこ盛りでした。

実際はまだまだ書きたい事が、本当に多数ある本でしたが、
全部、書き写すみたいになりますので、具体的な方法論部分は記載していません。

今までのハック本と趣が異なるという意味でも、得る事が多かった本でした。

"アウトプットは、思い(希望)と志向性、
  インプットは、全ての物に対する、出会いと感動、
    フィードバックは知性の努力"

Makeup Life!
今日もここまで、貴方の貴重な時間で、
このブログを読んでいただき、有難うございました。
テクノラティプロフィール
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