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初秋 初秋
ロバート・B. パーカー、ロバート・B.パーカー 他 (1988/04)
早川書房
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ロバート・B. パーカーの代表作です。
ハードボイルド作家として出てきましたが、異色の作品です。

ストーリーは、(アマゾンより)

離婚した夫が連れ去った息子を取り戻してほしい。―スペンサーにとっては簡単な仕事だった。
が、問題の少年、ポールは彼の心にわだかまりを残した。
対立する両親の間で駆け引きの材料に使われ、固く心を閉ざして何事にも関心を示さない少年。
スペンサーは決心する。ポールを自立させるためには、一からすべてを学ばせるしかない。
スペンサー流のトレーニングが始まる。
ボクシング、ジョギング、大工仕事・・・
人生の生き方を何も知らぬ少年と、彼を見守るスペンサーの交流を描いた作品。


探偵もの(ハードボイルド)と言えば、事件があり、寡黙な私立探偵、謎の女等、思い浮かびます。
(ちょっと、古典的概念ですが・・・、現在は色々な設定があるでしょう。)

スペンサーねぇ、おしゃべりな探偵で、ディスカッション小説みたいによく喋るりますね。
それも、恋人スーザンとは愛とか、新たな登場人物の分析。
相棒ホークとは自分たちの規律(規範)について。
パーカーの語り部の一面を出してます。

スーザンとの関係は恋愛小説的だし、料理にうるさく、タバコはやめていて、
ジムに通ってジョギングする健康オタクのはしりみたいだ。
らしくないんですね。

この小説も事件解決への道のりに絡めて、ポール少年を更正させる展開です中心です。
が、夢のような結末でなく、リアルな解決策に感じます。
(とくにポールのキャラクターが、いけ好かないガキで、
読んでいてイライラする会話から、
自分の心を表現し始めて変わり、最終的な結末へ結晶化していきます。)

やせこけて、引きこもりみたいなポールへ、生きる為、自立心を説きます。

「自立心だ。自分自身を頼りにする気持ちだ。
自分以外の物事に必要以上に影響されないことだ。
おまえはまだそれだけの年になっていない。
(中略)
両親が人間的に向上することはありえない。
おまえが自分を向上させるしかないのだ。」



相棒ホークに関しての話で、ポールに教えます。
当時、深く印象に残った言葉でした。

「彼は恐い男だ。いい人間ではない。しかし、立派な男だ。その違いがわかるか?」


事件解決後、二人の過ごした期間を通してポールはダンスの道に進む事を決心します。
(その過程でも世間一般的な職業でない事に悩みますが。)

その期間で成果があったと思えないポールは、スペンサーに言います。

「ただし、ぼくは、なにも自分のものにすることができなかった」
「できたよ」
「なにを?」
「人生だ・・・・・。中にはいって、食事しよう。」
「オーケイ」声がかすかに震えていた。
台所の明かりでポールの顔の涙が見えた。彼は顔をかくそうとはしなかった。
「もうすぐ冬になる。」


初秋を向かえ物語は終える。
冬になるか・・・。
その後のポールは自分一人で生きて行かなくてはならないが、
最低限の準備はできたし、スペンサーもいるか。
冬きたならば、春遠からじ。

Makeup Life!
今日もここまで、このブログを読んでいただき、
本当に有難うございました。
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